就職をする時に大きなポイントとなるのが、会社の立地です。もちろん、就職をした後に転勤の命令がおり、結果として地方で勤務することになるケースもあります。しかし、基本的には希望した環境で働けると考えて問題ないでしょう。
出身が地方で、そこから出た経験がない人ほど上京することに対する憧れが強いです。確かに東京にはさまざまな会社が集結しており、仕事の選択肢の数だけでみれば日本のなかでもトップクラスといえます。さらに、最低賃金が高いため、一見すると素晴らしい環境に見えるでしょう。ですが、注意しなければいけないのは生活に必要な資金の額も増える点です。まず、賃貸の相場は軽く地方の倍以上に達し、他にも諸経費が発生するためその辺りを加味した上での判断が求められます。
総合的に考えると、本当にやりたいことが東京や大阪といった都市部にしかないのであれば上京をした方がいいです。例えば、ファッションなどのデザイン関係の仕事はほとんどが都市部に集中しています。そういったジャンルでどうしても働きたいのであれば、その環境の中に身を置いて働いた方が得られるものは増えます。これに対して、地方でも代わりがきくような選択なら慎重になった方がいいでしょう。
もちろん、人生は何があるか分からないので、昔からの憧れが強く資金的に余裕があるのであれば、とりあえず上京してみるのもいいかもしれません。ただ、いずれにしても具体的な目的意識を持って行うのが肝心です。